DF-03 KMC
走行編 その5

DF-03+KMCの組立&走行レポをチームあざらしのねるそんがお届けします。


今回は現在のオフローダーで主流のダブルディスク式の
スリッパークラッチをテストします。

とはいえ純正オプションのスリッパーセットに戻すのでは
なく、48ピッチのスパー&ピニオンが使えるように
アソシB4用のスパーギヤ及びスリッパーパッドを流用する
方法をご紹介します。

ギヤシャフト・スリッパーディスク等は純正オプションの物を
そのまま使用します。準備する部品は
AS9603 B4 スリッパーパッド
AS9651 B4 スパーギア81T
の2種類。

因みにパッドに関してはTRF501X用も使用可能です。
 
スパーギヤのセンターの穴を拡大します。
軸がずれたり穴を拡大しすぎるとそのスパーは使用できなく
なります。この作業は慎重に行って下さい。

やり方は簡単です。スパーの中心に5.1〜5.2ミリ程度の
ドリルを通すだけです。
実際にギヤシャフトに仮組を行いながら「ガタつかずスルスルと
ギヤが回る程度に穴を拡大していきます。
この時ドリルが斜めに刺さらないように慎重に!

ボール盤など正確に垂直が出せる道具があればベストだと
思います。(僕は手作業で作業しましたが・・・)
  
最後に穴のバリを取り加工は完了です。
  
使用するパッドは新品であってもデザインナイフ等で表面を削り
荒らしておきます。

新品パッドにありがちな初期のカジリを防ぐ事が出来るので
お勧めです♪
  
純正のスリッパーセットと同じ手順で組付けて完成です。

走行させて見た感想ですが、やはりデュアルディスク式の
スリッパーは実用的な調整幅が広く、スムーズに車が前に出る
感触です。積極的に「緩め」に使う事が出来そうです。

TRF501X用のパッドもテストしてみました。
上手く言葉に出来ませんが加速感は・・・
アソシパッド→乾いた感触。
タミヤパッド→湿った感触。
クラッチブッシュ式→ガツンとダイレクトな感触。
とでも言いましょうか・・・
この辺はもっとグリップの安定しない屋外サーキットでじっくり
テストしてみたいと思います。

今まで使用してきたクラッチブッシュを使用したスリッパーも含め
どれが優れているのかは「どんな加速感が好きか?」によるのかなと・・・










おまけ



非接触式の温度計を用いてゼニーガとダークインパクトボディーの
3分走行時のモーター温度を測定してみました。

モーターは同じ物をテスト前に研磨して使用。
バッテリーは似たコンディションの物を使用。
ドライバーも頑張る。

という条件でテストを行いました。
とはいえ今回は諸般の事情で厳密なテストが出来なかったので
参考程度にご覧下さい。
  
まずは走行前のモーター温度を測定。
31.8度

今回はエンドベルのこのあたりの温度を測定します。
この「測る場所」によって計測される温度に大きな差があることと
車を停止させた後、計測にかかるまでの時間を精密に管理出来ないと
冷却ファンの効果でモーター温度がみるみる下がると言うのが
このテストが難しい要因の一つです。
  
参考までに

あざらしの温度 24.4度
  
携帯電話の温度

23.6度
  
ダークインパクトボディー 3分走行時のモーター温度

51.0度
  
ゼニーガボディー 3分走行時のモーター温度

49.2度
  
 何度か計測しましたが全体的に温度が低めに計測されてしまう(カメラの準備をする間にファンによって冷却が
 進んでしまう)等の問題もあり、あまり正確なデータとは言えない物になってしました・・・・
 もう少し撮影に適したテスト方法を考えなきゃいけませんね・・・